映画「星座」公式サイト

映画「SEIZA」公式サイト

SEIZA

あの冬の夜、ただ一度だけ、孤独に光る星々が結んだ〈星座〉。

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INTRODUCTIN

聾唖の女と“旅人のような”男が出会い
触れあい嗅ぎあい溶けあい、そして離れる。
魂の赴くままに舞う女の姿は刹那に永遠に生きろ、と私に語りかけるようだ。
強く美しい愛の物語をいつまでも私は忘れない。
ヤン・ヨンヒ（映画監督『かぞくのくに』）

黒田育世さんの刹那的な存在感が唖という役を通してよりいっそうきらめきを増していました。
男との出逢いのシーンは遊び心があって、とても可愛らしいのに、濃密でエロチックで、純度が高い。
星の瞬く間に生まれたこの上ないラブ・ストーリー。
田真由（女優）

モノクロの陰影艶やかな奥秀太郎の映像をまとい、黒田育世とファビアン・プリオヴィユ――国内外で活躍する二人のダンサーが表情豊かに舞う、大人のためのファンタジーが完成した。
めぐり逢うはずのなかった二人の、言語を介さない、一刹那の夢のような対話。身体の呼応を一つ一つたしかめながら、温めあうように想いを交わす男女の舞踏が、心を揺さぶる。そして夜が明け、波止場の彼方へ恋を追いかける彼女は、白昼に踊り続ける。
星光の響き合いの瞬間をとどめようと、漆黒の天空を仰いで描く、永遠不変の物語。

STORY

STORY

灰塵たちこめ、武骨な工場群のそびえる川崎湾岸。造船所で働く聾唖の女性・マチはある日、職場を訪ねてきた刑事の聴取を受ける。付近で密出国したとおぼしき外国人犯罪者の行方が捜索されているのだ。同僚の由紀子はマチがその男と会ったことを知って戸惑うが、彼女の心配をよそに、恋をした歓びに身を委ね、幸福いっぱいに踊るマチ。一夜の夢を現実にたしかめるように、彼の居た場所を幾度となく訪れ、記憶の痕跡をつなぎ続ける……。

BATIK主宰・振付家・ダンサー　6歳よりクラシックバレエを始める。
「谷桃子バレエ団」に所属しながら97年渡英、ラバンセンターにてコンテンポラリーダンスを学ぶ。 2000年より「伊藤キム+輝く未来」で活動。2002年「BATIK」を設立。2003年トヨタコレオグラフィーアワード《次代を担う振付家賞》《オーディエンス賞》を受賞。2004年『花は流れて時は固まる』『SHOKU』を発表し、《朝日舞台芸術賞》《キリンダンスサポート》をダブル受賞。 2006年《舞踊批評家協会賞》を受賞。2006年初演の『ペンダントイヴ』は09年に映画化され話題を呼んだ。近作としてダンストリエンナーレ・トーキョー09で『矢印と鎖』フェスティバル／トーキョー09秋で『花は流れて時は固まる』改訂版、フェスティバル／トーキョー10にて『あかりのともるかがみのくず』を発表。近年は、金森穣率いるNoism05への振付提供や、ジョセフ・ナジ振付・演出作品『遊*ASOBU』への出演、作家の古川日出男との共作『ブ、ブルー』や、飴屋法水演出によるソロ作品『ソコバケツノソコ』の発表、NODA・MAP公演『ザ・キャラクター』にて振付。また、映画『告白』(中島哲也監督)に出演するなど、活動の幅を広げている。

黒田育世

黒田育世

フランス生まれ。1995年、エドゥアール・ロックのLa La La Human Stepsに参加。
99年からはヴッパタール舞踊団で『カフェ・ミュラー』を始めとする数々のピナ・バウシュ作品に出演。振付家としても各国で活躍し、日本でも08年に発表した13〜20歳の少女たちによる『紙ひこうき』が高く評価された。同作品はピナ・バウシュ国際ダンス・フェスティバルに招聘され話題を呼んだ。

ファビアン・プリオヴィユ

千葉県出身。高校在学中、全国高校演劇コンクール最優秀賞受賞。98年に舞台『夏の砂の上』でデビュー。以後、舞台や映像で活躍。05年、主演映画『バッシング』が第58回カンヌ映画祭コンペティション部門に出品され注目を集める。主な出演作に、舞台『焼肉ドラゴン』『地獄のオルフェウス』『根っこ』、映画『しゃべれどもしゃべれども』『犯人に告ぐ』『記憶のひとしずく」、NHK連続テレビ小説「ほんまもん」「相棒11」「POWER GAME～パワーゲーム～」など。

占部房子

高都幸男

今奈良孝行

貴山侑哉

高都幸男

今奈良孝行

貴山侑哉

奥秀太郎　監督・脚本・編集
02年、初監督作『壊音 KAI-ON』がソウル映画祭で「special mention」を受賞。以降、『日雇い刑事』『日本の裸族』『赤線』『USB』などコンスタントに作品を発表。『カインの末裔』(06年)が第57回ベルリン国際映画祭をはじめ、各国の映画祭から正式招待を受けた。最新作『台風一家』(主演：古田新太)『MINT』が公開待機中。
舞台の映像プランナーとして、東宝ミュージカル『エリザベート』『モーツァルト！』、NODA・MAP『MIWA』『THE BEE』『ザ・キャラクター』『南へ』『エッグ』、宝塚歌劇団『銀河英雄伝説』『オーシャンズ11』『戦国BASARA』『逆転裁判』など様々な作品に参加。
また、演出家としても『TAPMAN×PIANOMAN×MOVIEMAN』『吉田兄弟LIVE 憂春』など精力的に手掛け、08年、作・演出『黒猫』で読売演劇大賞優秀スタッフ賞受賞。『サウスオブヘブン』『白夜』『銀の匙』『ペルソナ4』を演出。
来年1月には『ペルソナ3 the Weird Masquerade～青の覚醒』の演出を予定している。

http://www.okushutaro.com/

松本じろ　音楽
76年奈良生まれ。4歳からピアノ、7歳からヌンチャク、9歳からギターを始める。95年、パフォーマー丹野賢一の作品に音楽としての参加を期に舞台に関わりだし、今まで多くの舞台作品の音楽や何やかんやを手掛ける。また自身の演奏活動においては、国内外問わず、多くの劇場、ライブハウス、老人ハウス、少年院等で演奏。現在はアルコール唱歌集団「Underground Reservation」（ＣＤ発売中）の他に、ミュージシャンのスカンクとのギターギターバンド「BANESENPAI」で活躍中。